
ピラティスは有酸素運動?無酸素運動?それぞれの違いを紹介

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ピラティスは、近年多くの人に支持されています。ゆったりとした動きや深い呼吸を意識することから、リラックス効果が得られるとして人気があります。しかし、「ピラティスは有酸素運動なのか、それとも無酸素運動なのか?」と疑問に感じる方も多いようです。
そこで今回は、ピラティスが有酸素運動に分類される理由や無酸素運動との違いについて詳しく解説していきます。また、ピラティスのさまざまな効果や最大限に引き出すための方法についても紹介するので、ぜひ参考にしてください。
ピラティスは「有酸素運動」に分類される
ピラティスは、一般的に「有酸素運動」に分類されます。ゆったりとした動きで行うピラティスは、心拍数を上げつつ持続的な酸素供給を促す運動です。身体に酸素を取り込みながら行う運動であるため、有酸素運動の一種とされています。
ピラティスは呼吸法を重視するため、リラックスしながら全身を動かせます。また、筋力の向上や柔軟性の改善にもつながることから、健康維持や体力増進のため多くの方が実践しています。
そもそも有酸素運動とは
有酸素運動とは、酸素を使って体内のエネルギーを燃焼させる運動のことを指します。有酸素運動は無酸素運動とは違い、長時間にわたって身体を動かせるため心肺機能を向上させる効果があります。
ウォーキングやジョギング、水泳などが代表的な有酸素運動です。有酸素運動は長時間行えるため、体脂肪の燃焼に非常に効果的です。ピラティスもこれらと同様に、持続的な運動のため脂肪燃焼効果があります。
呼吸法を意識して筋肉を動かすと、心肺機能の向上と体全体のバランスを整えられます。また、ピラティスのゆったりとした動きは体に負担をかけずに心拍数を高められるため、運動が苦手な方にも実践しやすいことが特徴です。
無酸素運動との違い
無酸素運動とは、短時間でエネルギーを急速に供給する高強度の運動のことです。筋トレや短距離走などが代表的な無酸素運動です。無酸素運動は糖質を主なエネルギー源としており、筋力の強化や瞬発力の向上が目的です。
無酸素運動が筋肉を効果的に鍛えるために行われる一方、有酸素運動は持続的な動きにより心肺機能を強化します。脂肪を効果的に燃焼させる点で、無酸素運動とは異なります。
ピラティスは筋肉を鍛えながらも呼吸を重視するため、持久力と体幹の強化に適しています。全身の筋肉をバランスよく使うため私生活で必要な筋肉を鍛えられ、心身のリラックス効果も高いのが特徴です。
ピラティスは意識的に呼吸をすることで効果が発揮
ピラティスの大きな特徴のひとつに、意識的な呼吸が挙げられます。呼吸をコントロールすることにより、筋肉を活性化させる効果があります。呼吸を深く行うと体内に取り込まれる酸素の量が増え、それにより筋肉を効率的に鍛えられます。息を吸うタイミングや吐くタイミングがピラティスでは重要です。
深い呼吸は副交感神経を刺激し、リラックス効果も得られるため心身の調和を図れます。したがって、ピラティスはストレスの軽減や集中力の向上にも役立ちます。呼吸と動作を連動させると体の動きがスムーズになり、運動効果がより一層高まります。意識的な呼吸を行うと筋肉の緊張を和らげ、血流を促進する効果も期待できます。このようにピラティスは、疲労回復が早くなるとともに心身のバランスを整える運動に最適といえます。
有酸素運動であるピラティスは様々な効果がある
ピラティスは有酸素運動として、多くの健康効果をもたらします。有酸素運動であるピラティスには、どのような効果があるかをいくつか解説します。
脂肪の燃焼効果
ピラティスは体をゆっくりと動かしながら持続的に行うため、脂肪燃焼効果が高いです。持続的な動きにより身体全体が安定し、内臓脂肪の減少に効果的です。
ピラティスは、全身の筋肉を使うため、効率的にカロリーを消費できます。基礎代謝や運動後のカロリー消費を向上させられるのも、ピラティスのメリットです。初心者でも簡単に始められるため、運動をしている方していない方関係なく実践できるトレーニングです。
ピラティスを長期的に続けると、筋肉量が増えると同時に脂肪が減少します。有酸素運動のなかには、脂肪と筋肉の両方を減らしてしまう運動もあります。脂肪を減少させ、筋肉を鍛えたい場合はピラティスがおすすめです。さらにピラティスは、全身の引き締め効果があります。見た目もスリムになるため、美ボディーを目指す方はピラティスを実践しましょう。
心肺機能の向上
ピラティスは呼吸と連動して動くため、心肺機能を向上させる効果があります。定期的に行うと肺や心臓が強くなり、日常生活でも疲れにくくなります。深い呼吸を行うと肺の機能が強化され、より多くの酸素を取り入れられます。
ピラティスを実践すると運動中だけでなく、日常生活においてもエネルギッシュに過ごせます。日常生活でエネルギッシュになる理由は、血液循環がスムーズになり全身の細胞に酸素と栄養が行き渡りやすくなるためです。
基礎代謝・新陳代謝の向上
ピラティスを続けることで基礎代謝が上がり、新陳代謝も活発になります。新陳代謝が高まると体内の老廃物が排出されやすくなり、健康的な体を維持できます。基礎代謝が向上すると、日常生活においてもエネルギー消費量が増えるため、太りにくい体質を作れます。
また、新陳代謝が活発になると肌の調子もよくなり、若々しさを保つ効果も期待できます。体内の循環がよくなることで疲労の回復が早まり、免疫力の向上にもつながります。
血圧の安定・高血糖の予防
有酸素運動は血流を促進し、血圧の安定や高血糖の予防に効果的です。ピラティスを定期的に行うことで病気のリスクを低減できるため、近年多くの方に注目されています。血管が柔軟になることで血圧が安定し、高血圧の予防につながります。
また、インスリンの感受性が向上することにより、血糖値のコントロールを行いやすくなります。つまり、ピラティスは糖尿病の予防にも効果的なトレーニングといえます。近年、社会問題ともされている生活習慣病の対策にもピラティスは注目されています。
ストレスの解消
ピラティスは深い呼吸とゆったりした動きにより、ストレスの解消に役立ちます。体を動かすことによりリラックス感や幸福感を感じやすく、健康的な体作りにはピラティスが必要です。心身ともにリフレッシュする効果が高いため、運動不足の方は積極的に取り入れましょう。
ピラティスを行うと頭をクリアにできるため、ポジティブな気持ちで過ごせます。また、深い呼吸は副交感神経を優位にしリラクゼーション効果を高めるため、不眠症の改善にもつながります。さらにピラティスは、筋力増加だけでなく質のよい睡眠が得られるため、翌日へのエネルギーをしっかりと充電できるメリットがあります。
有酸素運動であるピラティスの効果を上げる方法
有酸素運動であるピラティスを最大限に発揮するには、いくつかポイントを知っておく必要があります。具体的にどのようなポイントをおさえるべきかを確認しましょう。
エクササイズは継続的に行う
ピラティスは、短期間では効果を感じにくい運動です。続けることで徐々に体の変化を感じられるため、継続することが重要です。週に数回のペースで続けると、持続的な効果を得られます。
長期的に継続することで体の深層筋が強化され、姿勢の改善や体幹の安定性が向上します。ピラティスは無理のないペースで行えるため、忙しくても続けられます。ピラティスを継続することを意識して、ご自身のペースでトレーニングしてください。
正しいフォームで行う
ピラティスの効果を最大限に引き出すには、正しいフォームで行うことが大切です。間違ったフォームで行うと筋肉や関節に負担がかかり、逆効果になることがあります。インストラクターの指導を受けると、安全に効果的に運動が行えます。
ピラティスは体の動きが繊細であるため、一つひとつの動作が難しいメニューもあります。繊細な動きを意識しながら動かすことで、バランス感覚や筋力を効果的に鍛えられます。正しいフォームで行うと怪我のリスクを減らし、より早く効果を実感できます。
無酸素運動と組み合わせるのもおすすめ
ピラティスに無酸素運動を組み合わせると、より効果的に体を引き締められます。たとえば、筋トレとピラティスを交互に行うと、有酸素運動と無酸素運動の両方のメリットを得られます。無酸素運動で筋肉を鍛えると基礎代謝が向上するため、体脂肪の燃焼効率がさらによくなります。
また、筋トレにより強化された筋肉がピラティスの動きをサポートするため、安定したフォームで行えるようになります。ピラティスと無酸素運動を組み合わせることは、引き締まった体を作りながら健康的な体を維持することにつながります。
まとめ
ピラティスは、有酸素運動に分類されるエクササイズです。呼吸を意識しながら行うことで、さまざまな健康効果をもたらします。脂肪燃焼や心肺機能の向上、ストレスの軽減などさまざまな効果を期待できるピラティスは、初心者でも無理なく取り入れられる運動です。
無酸素運動との組み合わせや継続的な実践により、その効果をさらに高められます。健康的な生活をサポートするためにも、ぜひピラティスを取り入れてください。
ピラティスを始めたい方は、パーソナルトレーニングのあるジムに通うのが望ましいです。そのなかでも、丁寧に指導してもらえるSTUDIO IVYがおすすめです。この機会にピラティスを始め、美ボディーを目指しましょう。
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