ピラティスは肩こりに効果的!肩こりにおすすめのエクササイズも紹介
INDEX目次
デスクワークや長時間のスマホ使用など、現代社会ではたくさんの人が肩こりに悩まされています。肩こりは肩や首、肩甲骨周りの筋肉が硬くなることで、痛みや不快感が生じます。慢性的な肩こりは、仕事や日常生活の質を低下させるだけでなく、放置すると深刻な健康問題に発展する可能性があります。
そのような肩こりに悩む方に、効果的なエクササイズとして注目されているのが「ピラティス」です。そこで今回は、肩こりの原因やリスク、ピラティスが肩こりに効果的な理由などを解説します。
そもそも、肩が凝る原因は?
肩こりは、さまざまな原因によって引き起こされますが、もっとも一般的な原因は、長時間の同じ姿勢や姿勢の悪さです。デスクワークやスマホの使用が続くと、首や肩周りの筋肉が緊張して硬くなりやすいです。
パソコン作業やスマホを長時間見ていると、自然と肩が前に出たり首が前に傾いたりする状態が続きます。このような姿勢は首や肩に大きな負担をかけ、血流が悪くなるため、結果として肩こりが生じます。
さらに、運動不足も肩こりの原因の一つです。普段から体をあまり動かさないと、肩周りの筋肉が固まりやすく、血行が悪くなります。肩甲骨周辺の筋肉は、動かさないと硬くなりやすいため、定期的に肩周りを動かす運動を行わなければいけません。
また、精神的なストレスも肩こりの大きな要因です。ストレスが溜まると、体が無意識に緊張状態になり、肩や首の筋肉が硬くなります。この緊張が続くと筋肉に疲労が蓄積され、肩こりが慢性化する原因になります。
肩こりを放置した場合のリスク
肩こりをそのまま放置すると、さまざまなリスクが生じます。肩こりを放置すると深刻な体の不調につながることがあり、慢性的な肩こりが続くと頭痛が発生することがあります。
肩や首の筋肉が緊張し続けることで血流が悪化し、頭に十分な酸素が供給されなくなります。その結果として頭痛を引き起こすため、頭痛と肩こりは密接な関係があると知る必要があります。頭痛は集中力を低下させ、仕事や日常生活に支障がでてしまいます。
また、肩こりが原因で睡眠の質が悪くなることがあります。肩や首の不快感が続くとリラックスできず、ぐっすり眠れない状態が続きます。十分な睡眠が取れないと体の疲労が回復せず、疲れやストレスが蓄積され、体調不良を招く悪循環に陥ります。慢性的な肩こりが原因で、睡眠障害を引き起こすこともあるため、睡眠不足の方は肩こりではないか疑ってみましょう。
このように、肩こりは単なる肩の痛みだけでなく、全身の不調や精神的なストレスにつながるリスクがあるため、早めに対処しなければいけません。肩こりを改善するためにも、現在ではピラティスの重要性が増しています。
ピラティスが肩こりに効果的な理由
ピラティスは、肩こりに効果的なエクササイズとして知られています。では、なぜピラティスが肩こりを和らげるのに効果的なのかを解説します。
身体の歪みを整えることができるから
ピラティスは、体幹を鍛えることで身体の歪みを整える効果があります。肩こりの原因の一つとして、姿勢の悪さや体の歪みが挙げられます。ピラティスは腹筋や背筋、骨盤周りの筋肉を強化し、正しい姿勢を維持するために必要なインナーマッスルを鍛えられます。身体のバランスを整えるために、ピラティスは重要な役割を果たします。
とくに、猫背や前かがみの姿勢が改善され肩や首にかかる負担が軽減されます。結果として、肩こりの改善や予防につながるのです。肩こりだけでなく、腰痛解消にも効果があるといわれています。
血流がよくなり凝りが緩和するから
ピラティスでは、ゆっくりとした動きと呼吸を連動させてエクササイズを行います。これにより、全身の血流が促進され、肩や首周りの筋肉にも十分な血液が循環します。血流がよくなると筋肉の緊張がほぐれるため、肩こりや首こりの原因となる筋肉の硬直が緩和されます。
また、ピラティスでは肩甲骨周りの筋肉を意識して動かすエクササイズが多いのが特徴です。そのため、肩こりを引き起こす筋肉の血流が改善され、こりが和らぐ効果が期待できます。
リラックス効果で緊張が和らぐから
ピラティスは、深い呼吸を意識しながら行うエクササイズです。呼吸をコントロールすることで、体だけでなく心もリラックスしやすくなります。ストレスや精神的な緊張が原因で肩こりが発生している場合、ピラティスの呼吸法とリラックス効果が肩こりの改善に大きく貢献します。
体の緊張がほぐれることで、肩や首の筋肉も柔らかくなり、こりや痛みが軽減します。ピラティスは、体を動かしながら心の緊張も解消できるため、精神的なリラックスを求める人にもおすすめのエクササイズといえます。
肩甲骨周りの可動域が広がるから
ピラティスでは、肩甲骨周りをしっかりと動かすエクササイズが含まれており、肩こりや首こりの解消効果が高いです。肩こりの原因として肩甲骨の動きが悪くなり、可動域が狭くなることが挙げられます。
ピラティスでは、肩甲骨を引き寄せたり広げたりする動きが多く、肩甲骨周りの筋肉を柔軟に広げられます。肩甲骨を柔軟にすると肩や首にかかる負担が軽減され、肩こりが改善されます。
肩こりに効果的なピラティスのポーズ
ここでは、肩こりに効果的なピラティスのポーズを紹介します。紹介するポーズは肩や首周りの筋肉をほぐし可動域を広げるため、肩こりを和らげるのに役立ちます。肩こりに悩んでいる方はぜひ試してみてください。
リバースプランク
リバースプランクは、肩甲骨や胸を広げる効果があり、肩周りの筋肉をほぐすのに効果的です。
リバースプランクの手順
床に座り、手を肩幅に開いて後ろに置きます。指先は足の方向に向けます。
足を前に伸ばし、かかとで床を押しながら、体を持ち上げます。
頭からつま先までが一直線になるようにし、体全体を引き上げます。
この姿勢を5〜10秒キープし、ゆっくりと元の姿勢に戻ります。
ウォールストレッチ
ウォールストレッチは、肩甲骨を動かし肩周りの筋肉をリラックスさせる効果があります。
ウォールストレッチの手順
壁に向かって立ち、両手を肩幅に広げて壁に置きます。
ゆっくりと体を後ろに引き、肩甲骨を引き寄せるように背中を反らせます。
肩周りの筋肉が伸びるのを感じながら、20〜30秒キープします。
ゆっくりと元の姿勢に戻ります。
オールフォワーズ
オールフォワーズは、肩や背中の筋肉を柔軟にして肩こりを解消するために行います。
オールフォワーズの手順
床に四つん這いになり、手は肩幅、膝は腰幅に開きます。
ゆっくりと息を吐きながら、対角線上の腕と足を伸ばします。
肩や背中の筋肉が伸びるのを感じながら、10〜20秒キープします。
ゆっくりと元の姿勢に戻し、逆側も行います。
まとめ | 肩こりに悩む人はピラティスがおすすめ
ピラティスは、肩こりに非常に効果的なエクササイズです。体の歪みを整え血流を改善し、リラックス効果を得ることで、肩こりや首こりを和らげられます。肩甲骨周りの可動域を広げることで、肩や首にかかる負担を軽減し、こりを予防する効果も期待できます。
肩こりに悩んでいる方は、ぜひピラティスを取り入れてみてください。「STUDIO IVY」では、初心者でも安心して始められるピラティスレッスンを提供しています。専門のインストラクターの指導のもと、正しい姿勢と動きでピラティスを行い、肩こりのない健康的な体を目指しましょう。