有酸素運動はどのくらいの時間がベスト?おすすめの時間帯も紹介
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有酸素運動は心肺機能の向上や体脂肪の減少など、健康維持に大きな効果をもたらします。しかし、どのくらいの時間をかけて行えばもっとも効果的なのか、どの時間帯に行うのがよいのか疑問に思う方も多いでしょう。
そこで今回は、有酸素運動に最適な時間や時間帯について詳しく解説します。短時間での効果的な運動方法や効果を高めるポイントについても紹介するため、ぜひ参考にしてください。
有酸素運動は、どのくらいの時間やればいい?
有酸素運動は、何分行うとよいか気になる方は多いでしょう。運動の効果を最大限に引き出すためには、適切な時間を把握しておくことが重要です。有酸素運動は心肺機能の向上や体脂肪の減少に効果があり、正しい時間で行うとその効果を最大限に発揮できます。ここでは、有酸素運動の時間と効果の関係について解説します。
20分以上で脂肪燃焼効果が高まる
有酸素運動を20分以上続けると、脂肪燃焼効果が高まります。最初の15〜20分は血液中の糖分をエネルギー源として使い、その後に脂肪が燃焼し始めるためです。そのため、20分以上の有酸素運動が脂肪燃焼には効果的です。
有酸素運動を取り入れる場合は、20分を目安に頑張りましょう。運動が苦手な方は慣れるまでは難しいかもしれませんが、有酸素運動を継続すると20分でも続けられるようになります。
60分以上行うと逆効果になる可能性も
有酸素運動は、やりすぎると逆効果になる場合があります。60分以上の長時間にわたる運動を続けると、筋肉の分解が始まります。それだけでなく、疲労感が強くなり過ぎることや怪我のリスクが増すため、適度な時間がおすすめです。
また、長時間運動を続けると体がストレスホルモンを分泌し、筋肉が分解されやすくなります。適切な運動時間を守り、必要に応じて休息を取ることが重要といえます。
長時間運動を行う際は、目的を明確にして運動してください。単にダイエットしたいだけの方は60分以上運動するのがよいでしょう。しかし、筋肉をつける目的で有酸素運動を60分以上行うと、筋肉が分解してしまうためおすすめしません。どのような目的をもって有酸素運動を取り入れるかが重要なポイントです。
1回10分でも効果は得られる
時間をとれない方は、短時間の運動から始めましょう。1回10分の短い運動を数回に分けることで、十分な健康効果が得られます。たとえば、朝・昼・晩に10分ずつ運動することで1日を通して心肺機能を鍛えられるため、代謝を上げる効果が期待できます。
短時間の運動でも、積み重ねることで効果はきちんと現れます。また、短時間でも運動を取り入れると、日常生活における活動量が増えるため基礎代謝が上がります。運動の積み重ねが重要であり、有酸素運動は脂肪燃焼が期待できます。
有酸素運動におすすめの時間帯はいつ?
有酸素運動の効果を高めるには、行う時間帯にも注目する必要があります。適切な時間帯を選ぶことで、運動効果をより高められます。
1.夕方から夜にかけて
夕方から夜にかけては体温や筋肉の柔軟性が高まる時間帯であり、ケガのリスクも低いためおすすめの時間帯です。また、夕方以降に運動をすると日中のストレスを解消し、リラックスした状態で夜を過ごせます。
夕方に運動を行うことで体内のエネルギー代謝が上がり、脂肪燃焼効果が高まります。さらに、筋肉が柔らかくなっているため、関節や筋肉への負担も軽減されるメリットがあります。仕事や家事などで時間をとれない方は、夕方から夜に運動を行いましょう。
2.朝食前
朝食前に有酸素運動を行うと体内の糖分が少ない状態であるため、脂肪をエネルギー源として使いやすくなります。その結果、脂肪燃焼効果が高まります。しかし、無理のない範囲で軽めの運動がおすすめです。朝に負荷の高い運動を行うとケガをしたり疲れたりするため、強度を意識しながらトレーニングしてください。
朝食前の有酸素運動としては、ウォーキングや軽いジョギングなどの運動が効果的です。朝食前に運動を行うことで、1日のエネルギー消費を増やす効果が期待できます。少し疲れる程度の運動を行うと、精神的にも健康的な生活を送れるでしょう。
有酸素運動を避けるべき時間帯は?
運動を行う時間帯は、いつでもよいわけではありません。体に負担をかけないためにも、避けたほうがよい時間帯もあります。時間帯を意識することで、体に余計な負担をかけずに安全に運動ができます。
1.食事をしたあとすぐ
食後すぐに有酸素運動を行うと、消化不良を引き起こす可能性があります。食べたものがうまく消化されず、腹痛や不快感の原因となることがあるため、食後1〜2時間は空けてから運動を始めるのがベストです。消化が終わってから運動を行うと体にかかる負担が減り、効率的にカロリーを消費できます。
2.極端な空腹時
極端な空腹時に運動を行うとエネルギー不足で疲労感が強くなり、体に負担がかかることがあります。エネルギーが不足することで目眩や脱力感を感じることがあるため、空腹時は軽く何かを食べてから運動しましょう。軽い軽食では、バナナやおにぎりなどがおすすめです。空腹時に運動をすると筋肉の分解も進むため、エネルギー補給をしっかり行いましょう。
3.就寝前直前
就寝直前に激しい有酸素運動を行うと、交感神経が刺激されて眠りにつきにくいです。リラックスした状態で寝るためにも、就寝前1〜2時間は避けたほうがよいでしょう。就寝前には軽いストレッチやヨガ、ピラティスがおすすめです。これらの運動は、リラックス効果を高められるため質の良い睡眠を促進できます。
有酸素運動は時間を決めて取り組むのがおすすめ
有酸素運動は、無理のない範囲で時間を決めて取り組むことが大切です。計画的に行うことで運動が習慣化しやすくなり、効果的に健康を維持できます。具体的には毎日のスケジュールに合わせて運動時間をあらかじめ設定し、週ごとの計画を立てるとよいでしょう。
たとえば、週に3〜5回の運動の時間帯を決めることで習慣化しやすくなります。運動をする時間を決めると、生活の一部として自然に取り入れられます。曜日によって時間帯を変える場合は、カレンダーなどに時間帯を記入しておきましょう。
また、友人や家族といっしょに運動をする方法もおすすめです。一人で運動を継続するのは、よほどのモチベーションがない限り難しいです。ほかの人といっしょに運動すると楽しく続けられるため、モチベーションを維持できるメリットがあります。
運動を習慣化することは心肺機能の向上や脂肪燃焼だけでなく、気分の改善やストレス解消にもつながります。無理のない範囲で、計画的に有酸素運動を行いましょう。
有酸素運動の効果的な頻度
有酸素運動の効果を感じるためには、週に3〜5回程度を目安に行うのが理想的です。頻度は自分の体調に合わせて無理なく設定し、継続的に取り組むことが大切です。週に3〜5回の運動を続けることで心肺機能の向上、体脂肪の減少、さらには筋力の維持など多くの健康効果が期待できます。
有酸素運動を週に3~5回行うとエネルギーの代謝が促進され、体内の脂肪燃焼が効率よく進められます。運動の頻度を守ることで血液循環がよくなり、体内の老廃物の排出もスムーズになります。無理のない範囲で行うことで、安心して楽しく継続できるでしょう。
週に3~5回の運動習慣は、ストレスの解消やメンタルヘルスの向上にも影響します。心の健康にもよい影響を与えるため、定期的な運動が必要です。仕事終わりや会社の出勤前に運動する習慣を身につけると、毎日継続できます。運動を続けると睡眠の質も向上し、日常生活での集中力が高まるなど多くのメリットがあります。
運動は、生活の質を向上させる大きな助けとなります。仕事や家事の効率が上がり、1日中気分よく過ごせるでしょう。体力の向上や体型の改善、そして全体的な健康の向上を実感できるためにも、生活の一部として有酸素運動を取り入れてください。
短時間でも効果を感じやすい有酸素運動
短時間でも効果を得られる有酸素運動には、次のようなものがあります。これらの運動は自宅でも簡単に取り入れられるため、忙しい方にもおすすめです。
ピラティス
ピラティスは、体幹を鍛えられるエクササイズです。短時間でも効果的に体を引き締められるため、たくさんの方が実践しています。呼吸と動きを組み合わせることで、有酸素運動としての効果も得られます。
ピラティスは筋肉をしなやかに動かす運動であり、姿勢の改善や柔軟性の向上にも効果的です。短時間でも集中して行うことで、効果を最大限に引き出せるのでおすすめです。
フラフープ
フラフープは、楽しく取り組める有酸素運動です。短時間でウエスト周りを引き締められ、全身の血流を促進する効果があります。フラフープは楽しみながら体を動かせるため、継続しやすいのが特徴です。また、音楽に合わせて行うと、リズム感を養いながら楽しく運動ができます。
踏み台昇降
踏み台昇降は、自宅で簡単に行える有酸素運動です。短時間でも心拍数を上げられ、脂肪燃焼効果が期待できます。台の高さを調整することで、ご自身の体力に合わせて無理なく取り組めます。また、踏み台昇降は脚の筋力を鍛える効果もあり、足腰の強化にも役立ちます。
トランポリン
トランポリンは全身を使った運動であり、カロリー消費につながります。楽しく続けられるため、ストレス発散にも効果的です。トランポリンを使った運動は関節への負担が少ないため、運動が苦手な方や関節に不安がある方でも安心して行えます。また、バランス感覚を養う効果もあり、全身の筋肉をバランスよく鍛えられます。
短時間で有酸素運動の効果を上げるポイント
有酸素運動の効果を高めるには、いくつかポイントをおさえましょう。下記の内容を意識すると、短時間で効率的に運動の効果を引き出せます。
運動前後にストレッチを取り入れる
運動前後にストレッチを行うことで筋肉の柔軟性が高まり、ケガを予防できます。また、運動後のストレッチは疲労回復を促進し、次の日の運動への準備にもなります。ストレッチを取り入れて、運動効果を高めましょう。
運動後にクールダウンを行うことも重要であり、運動後のクールダウンは筋肉痛の予防にも効果的です。効率よく筋力をつけるためにも、ストレッチは必ず行いましょう。
バランスの取れた食事を摂る
運動前後の栄養補給は、有酸素運動の効果を高めるためには重要です。適量の炭水化物とタンパク質を摂取することで、筋肉の回復をサポートします。運動前に軽く炭水化物を補給し、運動後にはタンパク質と炭水化物を摂取して筋肉の修復を促進しましょう。バランスの取れた食事を心がけることで、運動効果を最大限に引き出せます。
無酸素運動と組み合わせる
無酸素運動(筋トレなど)と有酸素運動を組み合わせると、脂肪燃焼効果がさらに高まります。筋肉量が増えると基礎代謝が上がり、日常生活のエネルギー消費量が増えます。筋トレは体の引き締め効果があるため、見た目の変化も期待できます。有酸素運動と無酸素運動の組み合わせは効率的にダイエットできるため、両方とも取り入れることをおすすめします。
まとめ
有酸素運動を行う際は、適切な時間とタイミングを選ぶことが重要です。無理なく継続することで、心肺機能の向上や脂肪燃焼といった効果を最大限に引き出せます。短時間でもよいため、効果的な運動を取り入れて健康的な体を目指しましょう。
有酸素運動を習慣化することで、体調の改善や気分の向上を実感することができるはずです。今まで運動をあまり経験したことがない方は、有酸素運動であるピラティスから始めるのがよいでしょう。ピラティスは筋トレよりも負荷が少ないため、初心者の方でも始めやすいです。
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